恋愛偏差値ほぼゼロからの国際恋愛

恋愛経験がほぼゼロという、アラサーの私が挑む国際恋愛。カナダ人彼と繰り広げられる謎の会話。たちはだかる壁。一体どこへ向かうのか・・・。

カルチャーショックってなんだ

 

ついに彼が日本にやってきた!

 

乗り継ぎなんかしながら、やたら長い時間をかけてやってきた!

 

この瞬間のために頑張れていたといって過言ではない。

 

 

 

私達はいつも旅行などの時はBNBを利用している。

 

私が実家暮らしということもあり、

 

この時も彼がよく利用していたBNBで部屋を借りて、

 

一週間ほど一緒に生活をすることに。

 

やはり、一緒の空間に長くいると、色々と違いがあらわになるもんで、

 

 

私達はとりあえず、夕飯の買い出しに向かった。

 

幸いなことに、彼は日本食は何でも食べられる。

 

なんなら、納豆とみそ汁が大好きだ。

 

 

 

 

スーパーについて色々と見ていると、

 

入れる入れる。

 

カゴにわんさか入れる。

 

納豆とか3個セットのを3つも買おうとする。

 

バナナとか2房入れてくる。

 

レーズンパンも3袋ぐらいほうりこんでくる。

 

 

誰がそんだけ食うんだ と

 

1週間いるけどさ、いっきに買う?

 

そんなに勢いつけちゃう?

 

海外のスーパーのカゴの大きさじゃないよ。ここ。

 

 

とりあえず、見送った。いや見届けた。

 

ようし。買ってやろうと。

 

袋に食材を詰め終わり、

 

店員さんが多めに入れてくれた、余ったポリ袋も袋の中に入れていると、

 

 

なんでそのポリ袋使わないのに持って帰るの?

 

 

と怪訝な顔をする彼。

 

私は得に気にせずに、

 

余ったから家でゴミ袋にでも使おう。

 

と思っていたのだが、それが理解できなかったらしく、

 

店員さんに返した方がいいよ。

 

 

という彼。

 

私は大丈夫だよ。日本では別に持って帰っていいんだよ。

 

と説明。

 

 

日本人は過剰包装なんだよ。

 

と言いながら道端でレーズンパンを頬張る彼。

 

 

 

おいおいおい

 

お前のハートも過剰包装してくれ。

 

といいたいほどワイルドに食べ始める。

 

いやいいけどね。

 

お腹が空いていたんだろう。

 

 

 

 

 

とにかく部屋に帰り、ご飯を作ることに。

 

私はチキン担当。

 

彼がサラダ担当。

 

 

とりあえず。生でなんでも切って皿に盛る彼。

 

 

 

 

白菜。

 

えのき。

 

長ネギ。

 

 

 

出来た!

 

 

 

 

 

出来てねぇわ!

 

わりと出来てねえわ。

 

 

えのきとか生で大丈夫なの?

 

なんか菌とかなんか、 大丈夫なの?

 

長ネギもサラダ感覚でイケちゃうもんなの?

 

あたしね。東京育ち。わりと温室で育ってきたお腹なんだけど。

 

大丈夫かな??

 

そこは意を決して食べたよね。

 

 

わりかしにイケたっていうね。

 

食材に対しての新しい発見をしたよね。

 

 

 

 

 

ご飯のあとはお風呂でしょ。

 

ということで、ここからはちょっと恥じらいの時間。

 

一緒に入ろってなるよね。えへへへ。

 

その部屋はユニットバスだったのだが、

 

恥じらいつつ、先に入ってよ~えへへ~

 

とかやってみる。 

 

いや実際、若干緊張していたんだけども。

 

二人で浴槽に立ってシャワーをしていたのだが、

 

彼がおもむろに浴槽から出てシャワーをし始めた。

 

 

ユニットバスなんですよ。ここ。

 

 

おいおい。そこはもうトイレの領域だろ

 

 

君が立っているのはトイレであって、そこはもう浴室ではないのだ。

 

 

もうね、見たことないぐらいにトイレがビシャビシャなの。

 

誰か戦ったのかな?ってぐらいに水浸しなの。

 

 

確かにね。カーテンはついてなかった。

 

遮るものなんてなにもなかった。

 

何もなかったのよ。

 

トイレと浴槽の狭間に。

 

もうね、恥じらいは捨てることにした。

 

もうすぐ30歳。

 

彼の顔を見つめ、

 

さりげなく彼の手を引き寄せて浴槽にそっと引き戻す私。

 

おっ!っという表情の彼。

 

 

 

誘っていると見せかけての、さらなるびしょ濡れ拡大回避。

 

 

大人の女の対応

 

 

 

何が許せないって、

 

トイレに入るたびに足が濡れるであろうことが許せないの。

 

君がレーズンパンを頬張った時から知っていた。

 

ワイルドなんだなって。

 

細かいことは気にしないんだなって。

 

 

 

 

 

そんな私も今となっては、

 

トイレも洗えて一石二鳥とか

 

思える成長ぶり。

 

受け入れるって大事。

 

皆さんが恋人に感じたカルチャーショック?

(もはや、文化の違いのせいではなく、彼自身の問題だと感じ始めている。)

 

 

もしくは、ヒューマンショック?

 

はなんですか?